紙面の数字とにらめっこ
前回に引き続き,新聞記事の見られる数字の分析です。
数字が出てきた途端に妄信的に鵜呑みにするのは危険です。
もちろん思考停止も…
ということで,記事の中の数字を注意深く子どもたちに分析させてみることにしました。
「乳幼児の父,「もっと家事・育児したい」が54% ベネッセ調べ
これは,先日14日の日経新聞の記事です。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091214ATFK1101011122009.html
ベネッセコーポーレーションの調査
0歳から6歳の乳幼児を持つ首都圏に住む4574人の父親が対象
調査方法は,インターネットによるアンケート
記事では,2005年度に実施した同様の調査と今回の結果を比較しています。
さてその結果…
「家事・育児に今以上に関わりたい」と答えた父親が54.2%
前回調査から6.3ポイントのアップのようです。
育児休暇制度の利用は3.9%で1.5ポイントアップ
食事の後片付けを週3日以上する父親は33.1%で4.3ポイントアップ
子どもを寝かしつける親も28.6%で2.1ポイントの上昇です。
しかしながら,子どもと一緒に室内で遊ぶは42.7%と4.1ポイント低下
子どもをしかったりほめたるする父親も63.5%と1.7ポイント下がっています。
以下に紙面上に載せられたアンケート結果を整理します。
① 家事・育児への意欲 → アップ
② 育児休暇制度の利用 → アップ
③ 食事の後片付け → アップ
④ 子どもの寝かしつけ → アップ
⑤ 子どもとの遊び → ダウン
⑥ 子どもへの叱咤激励 → ダウン
自分なりの分析をしてみようということで
それぞれ子どもたちが発表します。

父親の育児への関わりの高さに驚く子ども
ここで,もう一度全員で記事の数字について分析してみることにしました。
食事の片づけなどの家事には参加するけど
一緒に遊んだりしない…
だから,褒めたり叱ったりもしない…
育児休暇をとるようになり
家事・育児への関心も高まっているのに…
ひょっとして高まっているのは育児ではなく家事の方かも?
褒めたり叱ったりするには子どもをきちんと見ていないとできない。
だとすれば,片づけを手伝うより
父親の育児参加という点だけを見れば
夕食の片づけをするときに,しっかり子どもに関わった方がよいのでは?
いろんな見方をすることができますね。
そもそもアンケート対象者が首都圏に住むわずか4752人の父親というのも
ここからは,日本全般のことを導き出すのは難しいでしょう。
調査対象のところを読み飛ばしていたら
日本全体のことと思ってしまいますよね。
そして,調査方法がインターネット
よく考えてみてください。
仕事が忙しくてなかなか育児に参加できない父親が
インターネットによるアンケートに気付き
わざわざそれに回答するでしょうか?
そんな時間があれば,少しでも休むか
子どもに関わりたいと思うかもしれません。
つまり,アンケートに答えた対象者の多くが
時間にある程度余裕を持っている人という見方もあるでしょう。
ここでは,あえて偏った捉え方をしましたが
別に,この記事やアンケート自体を問題にしてるのではありません。
アンケート結果を分析するには
いろんな見方が混在し,記事をそのまま信じるには危険があるということを
子どもに分かってもらいたいのです。
この記事は,おそらくいくつかのアンケート項目の結果を
ピックアップして記事を作成しているのだと思います。
つまり,記事の趣旨に合わないところは捨てるといったことをしています。
これは,別に悪意があるわけではなく
報じる側のメディアとしては,ごく当たり前のことなのです。
そうしないと,何を伝えたいのか分からなくなってしまいますからね。
大切なのは,情報の受け取り手が
それをきちんと意識できるということです。
アンケート結果などを利用した新聞記事に出会ったときは,
メディアリテラシーを育てるチャンスです。
新聞というメディアで学習するNIEだからこそ
そのメディアをしっかり理解する必要があります。
子どもたちと一緒に紙面の数字と
じぃ~っと にらめっこをしてみてください。
数字が出てきた途端に妄信的に鵜呑みにするのは危険です。
もちろん思考停止も…
ということで,記事の中の数字を注意深く子どもたちに分析させてみることにしました。
「乳幼児の父,「もっと家事・育児したい」が54% ベネッセ調べ
これは,先日14日の日経新聞の記事です。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091214ATFK1101011122009.html
ベネッセコーポーレーションの調査
0歳から6歳の乳幼児を持つ首都圏に住む4574人の父親が対象
調査方法は,インターネットによるアンケート
記事では,2005年度に実施した同様の調査と今回の結果を比較しています。
さてその結果…
「家事・育児に今以上に関わりたい」と答えた父親が54.2%
前回調査から6.3ポイントのアップのようです。
育児休暇制度の利用は3.9%で1.5ポイントアップ
食事の後片付けを週3日以上する父親は33.1%で4.3ポイントアップ
子どもを寝かしつける親も28.6%で2.1ポイントの上昇です。
しかしながら,子どもと一緒に室内で遊ぶは42.7%と4.1ポイント低下
子どもをしかったりほめたるする父親も63.5%と1.7ポイント下がっています。
以下に紙面上に載せられたアンケート結果を整理します。
① 家事・育児への意欲 → アップ
② 育児休暇制度の利用 → アップ
③ 食事の後片付け → アップ
④ 子どもの寝かしつけ → アップ
⑤ 子どもとの遊び → ダウン
⑥ 子どもへの叱咤激励 → ダウン
自分なりの分析をしてみようということで
それぞれ子どもたちが発表します。
父親の育児への関わりの高さに驚く子ども
ここで,もう一度全員で記事の数字について分析してみることにしました。
食事の片づけなどの家事には参加するけど
一緒に遊んだりしない…
だから,褒めたり叱ったりもしない…
育児休暇をとるようになり
家事・育児への関心も高まっているのに…
ひょっとして高まっているのは育児ではなく家事の方かも?
褒めたり叱ったりするには子どもをきちんと見ていないとできない。
だとすれば,片づけを手伝うより
父親の育児参加という点だけを見れば
夕食の片づけをするときに,しっかり子どもに関わった方がよいのでは?
いろんな見方をすることができますね。
そもそもアンケート対象者が首都圏に住むわずか4752人の父親というのも
ここからは,日本全般のことを導き出すのは難しいでしょう。
調査対象のところを読み飛ばしていたら
日本全体のことと思ってしまいますよね。
そして,調査方法がインターネット
よく考えてみてください。
仕事が忙しくてなかなか育児に参加できない父親が
インターネットによるアンケートに気付き
わざわざそれに回答するでしょうか?
そんな時間があれば,少しでも休むか
子どもに関わりたいと思うかもしれません。
つまり,アンケートに答えた対象者の多くが
時間にある程度余裕を持っている人という見方もあるでしょう。
ここでは,あえて偏った捉え方をしましたが
別に,この記事やアンケート自体を問題にしてるのではありません。
アンケート結果を分析するには
いろんな見方が混在し,記事をそのまま信じるには危険があるということを
子どもに分かってもらいたいのです。
この記事は,おそらくいくつかのアンケート項目の結果を
ピックアップして記事を作成しているのだと思います。
つまり,記事の趣旨に合わないところは捨てるといったことをしています。
これは,別に悪意があるわけではなく
報じる側のメディアとしては,ごく当たり前のことなのです。
そうしないと,何を伝えたいのか分からなくなってしまいますからね。
大切なのは,情報の受け取り手が
それをきちんと意識できるということです。
アンケート結果などを利用した新聞記事に出会ったときは,
メディアリテラシーを育てるチャンスです。
新聞というメディアで学習するNIEだからこそ
そのメディアをしっかり理解する必要があります。
子どもたちと一緒に紙面の数字と
じぃ~っと にらめっこをしてみてください。
2009-12-16 19:57
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